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Land General Information Systemで不動産の相場を知る
Land General Information Systemとは
Land General Information System(土地総合情報システム)は、国土交通省が提供するWebサ―ビスです。日本全国で取引されている不動産の価格や地価、特徴などを検索して閲覧できます。
実際に取引された不動産の価格をチェックする他、不動産価格についてのアンケートなども実施しており、不動産関係者以外にも分かりやすいよう、不動産取引の相場がチェックできるように情報が整えられています。名古屋で不動産売却をするなら、調べておいて損はありません。
調べられる情報
Land General Information Systemでは、不動産取引についての以下の情報をチェックできます。
土地取引価格の概況
各県ごとに、土地取引の価格の平均値や偏差、最小・中央値のデータをまとめた概況が公開されています。四半期ごとに土地価格がどのように推移しているのかを確認して、土地の相場についてチェック可能です。
住宅地の基本統計量を散布図にまとめたデータも閲覧できます。
取引総額
検索した地域で行われた土地取引の総額について公開されています。面積や坪単価、メートル単価も記載されています。
最寄駅と距離
取引された不動産の最寄駅とそこからの距離について記載されています。駅近の不動産を売却する際や、より詳細に的を絞った取引データをチェックしたい場合に役立つ情報です。
取引時期
実際に不動産取引が行われた時期が公開されています。取引時期による取引価格の違いを比較するデータになります。
都市計画データ
取引された不動産が、どんな都市計画の地域にあたるかが公開されています。「準工業」「1種住居」「近隣商業」など…。買い手のニーズと照らし合わせて、不動産の相場を分かりやすくしています。
前面道路
取引された不動産の前面道路についてデータが公開されています。方位や道路の種類(市道・県道など)、幅員など。
活用方法
Land General Information Systemを使えば、土地に関する情報を活用できます。
種類ごとの不動産取引相場の確認
調べたい地域と不動産の種類、時期を選べば欲しい不動産取引情報が詳細に表示されます。土地ごと・不動産の種類ごとに不動産取引の情報を比較し、売却したい不動産と似たデータを見つけ出せる点が魅力です。
地域ごとの取引件数の推移を確認
同じ県内でも、市町村区に分けての取引件数の推移状況を確認できます。取引件数は時期ごとに折れ線グラフで表示され、取引された不動産の種類ごとにデータが表示されています。
取引件数を見比べながら、買い手のニーズや土地の特徴と照らし合わせれば、不動産の売却価格を考えるヒントになります。
取引情報のダウンロード
Land General Information Systemに公開されている不動産の取引情報をダウンロードできます。取引情報を自分や他の人の目で確認する他、不動産会社など第三者の目で客観的に見て貰うといった使い方ができます。
実際に公開されている名古屋の取引情報
- 中古マンション(名古屋市東区 白壁):取引総額3,500万円、最寄駅(清水)から6分、3LDK、70平方メートル、平成27年建築、1種住居
- 土地と建物(名古屋市西区 菊井):取引総額7,500万円、最寄駅(浅間町)から10分、230平方メートル、都市計画(商業)、取引時期(平成30年7月~9月)